【花粉症の薬】市販薬のおすすめ6選|薬剤師が厳選

鼻炎の男性

日本の国策によって増加してしまった花粉症(アレルギー性鼻炎)、
これは症状の出る人にとっては不快感を強く感じてしまうものです。

今回はこの花粉症を始めとした、
アレルギー性鼻炎についての飲み薬・点鼻薬を選択する際の考え方を紹介します。

以下の状況に当てはまる方は市販薬で対応するべきではない可能性がありますので
病院を受診してください。

アレルギー性鼻炎とは

アレルギー性鼻炎とは、抗体を介した免疫反応によって起こる症状です。
三大症状としてくしゃみ、鼻水、鼻詰まりが挙げられます。

このうちくしゃみと鼻水に関しては、アレルゲンを暴露してから
約10分程度とすぐに症状が出始めます。
くしゃみと鼻水は”ヒスタミン”によって引き起こされます。

一方鼻詰まりに関してはヒスタミンよりも
”トロンボキサン”や”ロイコトリエン”という物質の方が大きな要因となっています。
これらは”ケミカルメディエーター”と称されており、
鼻詰まりに対しては”ケミカルメディエーター遊離抑制薬”
というタイプが適していると考えられています。

花粉症の薬の選び方について

アレルギー性鼻炎治療薬

鼻詰まり症状が強い場合

鼻詰まりが強い場合は点鼻薬を考えます。

  • 抗ヒスタミン薬
  • ステロイド成分
  • 血管収縮薬

上記成分を主成分として選択します。
特徴としては抗ヒスタミン薬→くしゃみ・鼻水
血管収縮薬→鼻詰まり
ステロイド成分→くしゃみ・鼻水・鼻詰まり
に効くとされています。

また、ステロイドは効果が高い反面効き始めるまでに時間がかかり、抗ヒスタミン薬の効果に追いつくまでに数日かかると考えられています。
抗ヒスタミン薬については効果発現が早いという特徴がありますが、運転する方は使用できません。

「ヒスタミン」が原因とされているため抗ヒスタミン薬が有効と考えられています。

鼻閉に関しては「ロイコトリエン」「トロンボキサン」といった
”ケミカルメディエーター”が原因であるとされているため
それらを抑える薬が有効です。
第二世代抗ヒスタミン薬にはケミカルメディエーター遊離抑制作用も
併せ持っているものが多いです。

くしゃみや鼻水が主な症状

くしゃみや鼻水が主な症状である場合は抗ヒスタミン薬を選択します。
抗ヒスタミン薬は鼻詰まりに対しては効きにくいとされており、
飲み薬で鼻閉に対して効かせたい場合には”ケミカルメディエーター遊離抑制薬”であるペミロラスト
やケミカルメディエーター遊離抑制作用のあるケトチフェン等が選択肢になります。

運転や機械作業をする方

飲み薬の鼻炎用薬に代表される”抗ヒスタミン薬”は眠気が問題とされており、
運転する方に対しては選択肢が強力に制限されてしまいます。

一日に飲む回数や持続時間や食事の影響等色々要素がありますが
まずは運転する方でも使用可能なものを紹介します。

フェキソフェナジンまたはロラタジンの2つが選択肢です。

フェキソフェナジン

フェキソフェナジンという成分の商品としてアレグラがあります。
眠気の出にくいタイプの第二世代抗ヒスタミン薬です。
車の運転に制限がないという点が大きな特徴です。
食事の影響を受けますが、食後でも食前であっても(食事を摂らなくても)
特に問題ということはないです。
併用薬によっては効きが悪くなる可能性があります。
この薬はフルーツジュースの影響を受けるため、
飲む前後数時間はフルーツ系ジュースは飲まないようにしましょう。
また、フェキソフェナジンは1日に2回です。

こちらは7歳以上対象で、小児でも飲めるバージョンのアレグラです。

ロラタジン

運転する人の選択肢として、ロラタジン(商品名はクラリチン)があります。
特徴としては眠気が出にくいということと、また1日に1回の飲み方であるため、
1日に2回はめんどくさいという方に適します。
食事の影響が出にくい薬とされています。
15歳未満は飲めないところに注意が必要であり、
また併用薬により作用や副作用を強く受けることがあります。

小青竜湯

鼻水等、鼻炎の症状に使用される漢方です。
基礎疾患のある方は症状が悪化する場合がありますので
注意が必要です。

運転しない場合

新コンタック600プラス

第一世代抗ヒスタミン薬に加えて、鼻詰まりに対する成分も含まれています。
効果と即効性に優れていますが、基礎疾患によっては使用できなかったり
相性の悪い人が出てくる製品です。
眠気の出る可能性がありますので、運転する方は飲めません。
症状のある時に、寝る前等に頓服として使用するのであれば適していると考えられます。

鼻詰まりの症状が気になる場合

鼻詰まり症状が気になる場合は点鼻薬が選択肢に挙げられます。
特に特殊な理由がなければ、費用対効果を考えて
ステロイド成分の入ったものが優先度が高いと考えられます。

ステロイド成分のメリットとしては
鼻水・くしゃみだけでなく鼻詰まりに対しても効果が高いという点です。
また、点鼻薬の中では連続使用について制限が弱めという点も強みです。
(1年間あたり1ヶ月まで使用可能。例外として3ヶ月使用可能なものもある)

ステロイド成分のデメリットとしては
効き始めに時間がかかることと(少なくとも半日はかかります)
基礎疾患を持つ人では使えない場合があることです。

パブロン鼻炎アタックJL

ベクロメタゾンというステロイド成分が含まれています。
メリットとしては運転に対して使用制限が無いことと、
鼻炎に関する様々な症状に関しては概ね対応すると考えられる点です。
使用限度は年間3ヶ月です。
内服の抗ヒスタミン薬と合わせて使用することも可能です。

また、ステロイド成分が使用できない方として過去一年間以内に1ヶ月以上
(表記は3ヶ月ですが別のものの場合も考えてタイミングが異なる場合は
筆者は1ヶ月で辞めておくべきだと考えています)
のステロイド点鼻薬を使用していたり18歳未満は使用できません。

ジョイントアルファZプラス点鼻薬

血管収縮薬と抗ヒスタミン薬の2種類が入っています。
ステロイドに勝る点としては効く速さです。
鼻詰まりに関しては数分で効きますが、くしゃみや鼻水については
数時間〜数日かかることがあります。

使用期限としては、血管収縮薬が含まれているため
1週間が限度です。

運転が禁止されていますので特殊な理由がなければ
ステロイド点鼻薬が望ましいです。

注意点

市販薬は競争が激しい為、基本的に大衆が飲みやすいように設計されています。
そのため飲みやすさにそれぞれ特徴がある一方
基礎疾患や年齢・併用薬によっては飲めないものも沢山あります。

  • MAO阻害薬(血管収縮薬)
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 心臓病
  • 緑内障
  • 甲状腺疾患
  • 運転
  • 授乳中
  • 患部が可能している(ステロイド点鼻)
  • 不眠で悩んでいる
  • 卵白アレルギーのある人
  • 小児
  • 前立腺肥大
  • 市販薬・病院の薬を併用している
  • てんかんの既往がある人
  • パーキンソン病の治療をしている人(エフェドリン類とカテコールアミン、ナファゾリン)
  • 気管支喘息

基本的には上記が該当することがありますので、
該当する可能性のある方は薬局・ドラッグストアでご相談いただくか
筆者の公式ラインでご相談ください。

また、成分についての大まかな解説はこちらで説明しています。

普段は当コラムのように健康に関する発信や、
市販薬の選び方・病院を受診する基準について解説しています。

私はこのコラムをブックマーク(またはSNSフォロー)することを推奨しています。
というのも、このコラムから購入された場合にはブックマークすることによって
何の薬を購入したかについて忘れたとしても
パッケージについては確認できますし、
箱を無くしたとしてもパッケージさえ覚えていれば
注意点などをそこから遡ることができるからです。

実際にドラッグストアや薬局に来られている方で飲んでいる薬の名前を正確覚えている方はいないので
薬局で飲んでる薬を聞かれた時等いつでも確認できるように
ブックマークしてもらえたらいいかなと考えています。

また、SNSでもコラムのURLは載せているのでTwitterをフォローするという方法でも良いかなとは思います。
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読んでいただいてありがとうございました。
医薬品や化粧品の情報は怪しいのがたくさんあるので、比較の参考にもしていただけたらと思います。

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