花粉症治療薬について

※当記事は、一般人であってもある程度読めるような構成・表現にしてありますが
管理人の知識のメモ・備忘録としても機能させてありますので
わからない箇所は無理に理解しなくても問題ないです。

くしゃみや鼻詰まりの原因について

鼻炎治療薬の効能であるくしゃみや鼻水鼻づまり、涙目喉の痛み、頭痛などの症状は急性鼻炎·アレルギー性鼻炎副鼻腔炎などによって生じます。

鼻炎治療薬の購入に当たっては、それらの症状の原因が何か
ということに当たりをつけるのが大切です。
(ウイルスや細菌感染が原因なら家で寝とくか病院に受診するしかないため)

ウイルスや細菌感染が原因の場合

ウイルス細菌感染による炎症反応の場合は喉の粘膜細胞がウイルスなどによって犯されていると考えられています。

アレルゲンが原因の場合

アレルギー症状の場合は花粉などによる
アレルゲンが原因となり症状が引き起こされています。
鼻水や鼻づまり症状はアレルゲンが粘膜の細胞に結合して
それらの免疫細胞から”ヒスタミン”や”ロイコトリエン”と呼ばれる
アレルギーに関わる物質が放出されることによって起きています。

ヒスタミンでなぜアレルギー症状が起こる?

ヒスタミンは鼻粘膜にある感覚神経を刺激して、
その刺激が”くしゃみ中枢”に伝えられた後に、
呼吸を支配する筋肉からくしゃみ発作が引き起こされます。
またこの刺激は”分泌血管運動中枢”という部位にも伝えられて
副交感神経から鼻の分泌腺が刺激されて鼻水症状が起きます。
つまりヒスタミンはくしゃみや鼻水の原因になります。

ロイコトリエンの症状とは

鼻づまりはヒスタミンとロイコトリエンが細い血管に作用し
血管の拡張を起こすために生じています。

鼻水や鼻づまりは長引くことが多いですが
これはロイコトリエンは持続的な作用があるためと考えられています。

風邪とアレルギーの違い

風邪はウイルスや細菌感染が原因であり、アレルギーはアレルゲンが原因なので原因そのものが違います。

風邪の場合は”ブラジキニン”や”ヒスタミン”が症状の元とされており、
アレルギー(花粉症等のI型と呼ばれる発症が早い型)は
“ロイコトリエン”や”ヒスタミン”が症状の元とされています。

市販薬購入時の注意点

鼻の症状としては似ていますが、他の症状は特徴的なので、感染による違いを確認するべきです。

発熱や喉の痛みがある場合は風邪の可能性があるので、その場合には家で安静にしておくか解熱鎮痛薬を考慮しましょう。

アレルギー治療薬

症状が、花粉症などの即時型アレルギーであるものと考えられる場合には
その症状がくしゃみ・鼻水型なのか
鼻詰まりが主な症状なのかによって大まかに使用する薬が違います。

くしゃみ・鼻水が主2世代抗ヒスタミン薬
ケミカルメディエーター遊離抑制薬
鼻詰まりが主血管収縮薬
鼻に腫れがある場合消炎酵素
グリチルリチン酸

抗ヒスタミン薬

飲み薬ではクロルフェニラミンやジフェニルピラリン
カルビノキサミサミン
メキタジン等があります。

点鼻薬ではクロルフェニラミン、イプロヘプチン等があります。

鼻炎症状に関与するヒスタミンに対して拮抗して
くしゃみや鼻水・鼻詰まりに効果が期待できます。
鼻詰まりに対しては効果は出にくいという特徴があります。

抗ヒスタミン薬は”第二世代抗ヒスタミン薬”を使用することが多いです。
第二世代抗ヒスタミン薬は眠気が出にくいという特性があります。
対して第一世代抗ヒスタミン薬は早く効きますが、
聞いている時間が短い・安いものが多い
という特徴があります。

第一世代

  • クロルフェニラミン
  • クレマスチン
    クレマスチンは持続時間が長いという特徴があります。
  • ジフェニルピラリン
    鼻水に効果が大きいと考えられています。

第二世代

  • メキタジン
  • ケトチフェン
    ケトチフェンは自動車や機械作業に従事する人について使用禁止
    ケトチフェンは、花粉症のように季節性の場合は初期の使用が望ましいです。
  • アゼラスチン
  • エピナスチン
    エピナスチンは作用時間が長いので就寝前に飲むのが望ましいです。
    (半減期約10時間)
  • フェキソフェナジン
    眠気が出にくいです。
    エピナスチンと同じくらい作用時間が長いです。
  • セチリジン
    セチリジンも作用時間が長いので就寝前に飲むのが良いでしょう。
  • エバスチン
  • ロラタジン
    ロラタジンも作用時間が長いです。(半減期14時間)
    CYP3A4またはCYP2D6によって活性8倍の代謝物となるため、
    エリスロマイシンやシメチジン等を使用している場合には効果が見込めません。
  • ベポタスチン
    ベポタスチンは腎臓病を持っている人は使用できません

血管収縮薬

鼻の血管を収縮させることによって鼻詰まりを改善します。
プソイドエフェドリン、メトキシフェナミン
フェニレフリン、ナファゾリン、テトラヒドロゾリン等があります。

点鼻の場合には体が慣れてしまって逆に鼻詰まりの原因となるために
市販薬の場合には1週間までの使用とされています。

ナファゾリンとテトラヒドロゾリンに関しては2歳未満及びMAO阻害薬併用者は使用不可
その他に関しては特に気にしなくてOKです。

プソイドエフェドリン
フェニレフリン
メチルエフェドリンは競技性の高いスポーツ大会において
禁止されている場合があるため注意が必要です。

他にはオキシメタゾリンがありますが、特に特徴はないです。
そういう意味では迷ったらオキシメタゾリンを使用という考えでもOK

副交感神経遮断薬

抗コリン作用によって鼻水や涙の分泌を抑えます。

具体的にはベラドンナ総アルカロイド
ヨウ化イソプロパミドがあります。

グリチルリチン酸

弱い抗アレルギー作用と抗炎症作用があります。
甘草という生薬成分と同じという認識でOK

副腎皮質ホルモン

鼻水・鼻詰まりの両方に効きます。
眠気がほぼ出ない抗アレルギー成分というメリットがある反面
免疫を抑えるために鼻の中が化膿している場合は
その症状を悪化させる可能性が高いので使えないということに
注意が必要です。

麻酔薬

炎症巣の緊張緩和作用があります。点鼻薬に含まれています。

病院に行くべき症状の目安

市販薬で対応すべきではない場合があります。
市販薬を購入・販売する前に
まずはこのような症状が該当しないことを確認しなければなりません。

  • 発熱
  • 黄緑色の鼻水
  • 喉の痛み・腫れ
  • 激しい咳症状
    上記項目から2つ以上あれば受診すべきです。
    上記のうち2項目に当てはまらなかったとしても
    ずっと症状が続いている場合には
    何かの病気である可能性がありますので病院へ行きましょう。
  • 血管収縮薬の点鼻剤を使い始めてから1
    週間経過しても改善しない場合も受診したほうが良いです。
    それ以上使用すると悪循環になります。

使用できない成分

リゾチーム含有製剤

卵白アレルギーのある方はリゾチームの成分が含まれるものは使用できません

フェノチアジン系抗アレルギー薬

プロメタジンは15歳未満の小児には使用できません。
2歳児が呼吸抑制を起こしたという報告があります。

第一世代抗ヒスタミン薬

前立腺肥大の薬を飲んでいる方、緑内障の診断を受けている方は
クロルフェニラミン、メキタジン、ジフェンヒドラミン含有製剤は使用できません。

運転・機械操作

抗ヒスタミンは眠気により、
ベラドンナアルカロイド類やイソプロパミドヨウ化物は
目のかすみが現れることがあるため、
運転や機械操作に従事する方は使用できません。

★ここから下は筆者のメモなので、理解できないかもしれません。
読まなくて結構です。

飲み薬

ベラドンナ総アルカロイド含有製品

くしゃみや鼻漏型の軽症例に使用されます。
具体的にはスカイナー鼻炎N等

血管収縮薬+ベラドンナ総アルカロイド含有製剤

血管収縮薬が含まれるため、軽症〜中等症の鼻詰まりに使用されます。

ケトチフェン含有製剤

鼻閉型・鼻漏型に関わらず中等症であれば
ケトチフェン含有製剤の使用も適しているとかんがえられます。
ケトチフェンは抗ヒスタミン薬としての作用と、ケミカルメディエーター遊離抑制という作用の両方を持っています

ケトチフェンは長く効くため、飲む回数が少ない傾向があります。

点鼻薬

くしゃみや鼻漏型の軽症例に関しては、クロルフェニラミンとナファゾリンの配合剤

鼻詰まり型の軽症例〜中等症に関してはクロルフェニラミンにテトラヒドロゾリンの配合剤が推奨されています。

鼻閉型のアレルギー性鼻炎に対しては
クロルフェニラミン+クロモグリク酸ナトリウム+血管収縮薬が勧められます。

※クロルフェニラミンは第一世代抗ヒスタミン薬、ナファゾリンとヒドロゾリンは血管収縮薬、クロルフェニラミンはケミカルメディエーター遊離抑制薬です。

まとめ

飲み薬

くしゃみや鼻水が気になる→ベラドンナ総アルカロイド含有
鼻詰まりが気になる→血管収縮薬成分の入っているものを優先的に使用
鼻詰まり・鼻水関わらず症状が重め→ケトチフェンが入っているものを選ぶ

普段は当コラムのように健康に関する発信や、
市販薬の選び方・病院を受診する基準について解説しています。

私はこのコラムをブックマーク(またはSNSフォロー)することを推奨しています。
というのも、このコラムから購入された場合にはブックマークすることによって
何の薬を購入したかについて忘れたとしても
パッケージについては確認できますし、
箱を無くしたとしてもパッケージさえ覚えていれば
注意点などをそこから遡ることができるからです。

実際にドラッグストアや薬局に来られている方で飲んでいる薬の名前を正確覚えている方はいないので
薬局で飲んでる薬を聞かれた時等いつでも確認できるように
ブックマークしてもらえたらいいかなと考えています。

また、SNSでもコラムのURLは載せているのでTwitterをフォローするという方法でも良いかなとは思います。
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読んでいただいてありがとうございました。
医薬品や化粧品の情報は怪しいのがたくさんあるので、比較の参考にもしていただけたらと思います。

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