生理痛に使用される痛み止め

生理痛に使用される痛み止めの選び方を列挙しました。

桂枝茯苓丸

月経不順や月経痛(下腹部痛)等、女性ホルモンに関する症状に対して選択肢となります。
血が滞った症状に対して下半身の方向に誘導して解消するというイメージです。
経皮と芍薬によって身体のエネルギー・血液のめぐりを良くしています。
茯苓・経皮の組み合わせが精神的な症状
(ほてりや気持ちの高ぶりによるイライラ・動悸等)に対応しています。
①身体の水分をコントロールする臓腑の潤いが弱くなっており、潤いによって冷やされるはずの熱が頭の方に昇ってしまっている…という状態を併発している
②上記の状態が血もめぐりの悪さや水のうっ滞を引き起こしている人
を対象にしています。

このように上方に昇った水の動きに対して
桃仁が血を下半身に降ろすことで便を軟らかくする
牡丹皮が血を全身に巡らせて血中の熱を分散させます。
桂枝茯苓丸に含まれる桃仁・ボタンピ等構成生薬は身体を冷ます方向に傾ける物が多いです。(経皮のみが温める方向の生薬)
つまり、冷えがそもそもの体質にある人は症状を悪化させる可能性があるため、そういう人は他の漢方を選びましょう。

桃核承気湯

頭痛やのぼせの体質があって、下腹部痛や下肢や腰が冷えて尿量減少するものというのが代表的な使い方です。
経皮によって身体の経路を開くこと、身体を温めることに寄与します。
大黄・芒硝が便を軟らかくする・腸を刺激して排便を助けます。
また、桃仁も下半身に向けて血を導いて排便を促します。

大黄・芒硝は冷やすタイプの漢方ですが、これは腸での働きであって
血の巡り(冷え)に関してはそこまで悪影響を及ぼしません。

そのため、それらをまとめて便秘傾向のある方の下腹部痛に効くととりまとめております。

加味逍遥散

気分不安定であったり頭痛頭重のぼせ・肩こりや月経不順・月経困難
のような症状に対してという漢方です。

逍遥散は肝鬱血虚脾虚を改善する処方。肝鬱は肝気鬱結のことで、肝(精神情緒や血流、各臓腑をコントロール)の機能がうっ滞して伸びやかな調整ができない証。血虚は血(人体に必要な栄養)が足りない。脾虚は脾(消化吸収)機能が弱っている。
逍遥散という生薬構成が、「精神的なストレスによって栄養素の吸収や利用がしにくくなっている状態」を改善して
そこにボタンピと山梔子という生薬構成が身体の熱を冷まします。
その特徴は熱証(いらいらやのぼせ、多汗、顔面紅潮や便秘等、他不眠など)という症状により寄せた作りになっているということです。
まとめると、生理痛の症状に併発していらいらやのぼせ、精神的ストレスの影響を受けやすいという方の選択肢となります。

温清飲

補血と清熱を同時に行う。
すなわち、血を補う生薬構成に加えて、身体にこもった熱を取り除く生薬が配合されています。
血が不足している状態とは、身体の必要なところに必要な栄養源が供給されない体質や状態を指します。必ずしも血の量のみを言うわけではないです。
実熱や虚熱で出血や発疹を伴う場合、血熱といい、血熱を改善する構成でもあります。
つまり、身体に潤いが足りないことで熱を持ってしまった場合・潤いが足りていても熱が強すぎる場合の症状(のぼせや口渇等の熱感、充血や炎症、尿が濃い、月経不順、不性器出血、更年期障害等)に対応しています。
まとめて、乾燥肌やアレルギーを持っている方、また月経不順に悩んでいる方の腹痛
という場合に選択肢となっています。

当帰芍薬散

腹痛や貧血、倦怠感を伴う人に対して。
処方薬としては月経不順 月経痛 不正出血 浮腫 貧血 自律神経失調 更年期障害等に使用されます。

身体に不足した血を補って血流の改善、また身体に滞った水を除去する作用を補助します。
血の量が不足しているために生じた腹痛というイメージです。
他の視点から見ると、消化機能の臓腑(胃や腸のイメージ)の機能が落ちる
→栄養素を運搬する機能が弱くなって体内での水の動きが鈍くなる
→水湿が体内にたまる
血が足りない状態であるために頭部に血が十分に供給されない人は頭がぼーっとしたり、
めまい、たちくらみ、頭痛、頭重、肩こりが起こります。
身体の血の巡りを操る臓腑が血で潤っていないと、動悸が生じたり貧血が起こります。
肌に血が供給されないとしびれや痙攣、女性の場合は経血量が減り、月経周期が長くなります。
また消化吸収機能の臓腑が弱っている人は食欲不振や腹痛、軟便下痢を繰り返したりします。
水が体内に溜まると倦怠感、浮腫、冷え、尿量減少、腰痛となって現れます。
まとめると、消化吸収臓腑の機能低下に伴って水分代謝が停滞、そして栄養状態の不良が起こっている他、
血行阻害によって冷えが生じている。
このように体内で水血が淀んでいる状態に当帰芍薬散が効くとされています。

最後に

いかがでしょうか。
人によって体質にあった薬があるので、試していくほかありませんが、
痛くなってから買いに行くのもしんどいので取り置きしておいたほうが良いと思います。
また、漢方で体質を改善するには長期的に飲まなければならないことが多いことは認識しておいてほしいです。

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